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『渋民村より』
ふりがな文庫
『
渋民村より
(
しぶたみむらより
)
』
杜陵を北へ僅かに五里のこの里、人は一日の間に往復致し候へど、春の歩みは年々一週が程を要し候。御地は早や南の枝に大和心綻ろび初め候ふの由、満城桜雲の日も近かるべくと羨やみ上げ候。こゝは梅桜の蕾未だ我瞳よりも小さく候へど、さすがに春風の小車道を …
著者
石川啄木
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「岩手日報」1904(明治37)年4月28日~5月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
見
(
ふう
)
長
(
とこしな
)
紛
(
ふん
)
後
(
しり
)
些
(
いささか
)
発
(
ひら
)
雖
(
いへ
)
嗟嘆
(
ああ
)
私
(
ひそ
)
転
(
うた
)
丈
(
だけ
)
可
(
べ
)
岩角
(
がんかく
)
徒
(
いたづ
)
斯
(
かく
)
暢
(
のび
)
果
(
は
)
況
(
いは
)
綻
(
ほこ
)
酒樽
(
しゆそん
)
閲
(
えつ
)
倨傲
(
きよがう
)
凡
(
すべ
)
却
(
かへ
)
可申
(
まうすべく
)
叱咤
(
しつた
)
向後
(
かうご
)
嘗
(
かつ
)
嘱目
(
しよくもく
)
多寡
(
たくわ
)
小車
(
をぐるま
)
尤
(
もつと
)
山谷
(
さんこく
)
希臘
(
ギリシヤ
)
干戈
(
かんくわ
)
悵然
(
ちやうぜん
)
所以
(
ゆゑん
)
所謂
(
いはゆる
)
担
(
にな
)
斯
(
こ
)
杜陵
(
とりやう
)
歌声
(
かせい
)
殆
(
ほと
)
毫
(
がう
)
汚塵
(
をぢん
)
環視
(
くわんし
)
甲
(
かぶと
)
画幀
(
ぐわてい
)
瞠若
(
だうじやく
)
繙読
(
ほんどく
)
翠色
(
すゐしよく
)
臥薪
(
ぐわしん
)
蓋
(
けだ
)
許
(
ばか
)
誡
(
いま
)
諸有
(
あらゆる
)
䗹々
(
じじ
)
一期
(
いちご
)
万邦
(
ばんはう
)
乃
(
すなは
)
亦
(
また
)
亳
(
がう
)
伯林
(
ベルリン
)
凱歌
(
がいか
)
吾人
(
ごじん
)
告勅
(
こくちよく
)
嗚呼
(
ああ
)
夫
(
それ
)
宜
(
よろ
)
寧
(
むし
)
将
(
まさ
)
巴里
(
パリ
)
弥益
(
いやます
)
惟
(
おも
)
抑々
(
そもそも
)
挺身
(
ていしん
)
措
(
お
)
搾出
(
さくしゆつ
)
擲
(
なげう
)
斯
(
か
)
旁々
(
かたがた
)
旗鼓
(
きこ
)
曝
(
さら
)
有之
(
これあり
)
未
(
いま
)
朱綬
(
しゆじゆ
)
柳松
(
りうしよう
)
桜雲
(
あううん
)
梅桜
(
ばいあう
)
濛々
(
もうもう
)
無之
(
これなく
)
然
(
しか
)
燎然
(
れうぜん
)
独逸
(
ドイツ
)
甚
(
はなは
)
督励
(
とくれい
)
管々
(
くだくだ
)
統
(
す
)
緑玉
(
エメラルド
)
罩
(
こ
)