“督励”の読み方と例文
旧字:督勵
読み方割合
とくれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雁金検事は、書記を督励とくれいして、何か書類を繰らせていたが、僕の入ってきたのを見ると、つと室の隅に立って僕を手招きした。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「工匠の督励とくれいとて、容易とは思われませぬ。また石垣、木材などの数量も、おびただしいものでございましょうな」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
心ある者よろしく挺身ていしん肉迫して叱咤しつた督励とくれいする所なかるべからず候。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)