“挺身”の読み方と例文
読み方割合
ていしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、この塾が地域共同社会の理想化に挺身する中堅人物の養成ということにその主目標をおいていた自然の結果だったのである。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
彼のような無頼者のおやじでも、その子が危難へ向って挺身してゆくのを見ると、狂気のような声を出さずにはいられない。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日頃愛用していたライカアやレコオドを残らずし、く征途に上ったものだったが、一ト月の後にはノモンハンで挺身奮闘してれてしまった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)