“挺身隊”の読み方と例文
読み方割合
ていしんたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はそばにいる、この優雅な少女が、戦時中、十文字にたすきをかけて挺身隊ていしんたいにいたということを、きいただけでも何か痛々しい感じがした。
永遠のみどり (新字新仮名) / 原民喜(著)
むす子は若いいのちの遣瀬やるせない愛着を新興芸術に持ち、新興芸術を通して、それをつちかう巴里の土地に親しんだむす子は、東洋の芸術家の挺身隊ていしんたいを一人で引受けたような決心の意気に燃えて
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そこにも女子挺身隊ていしんたいの集団が住んでいて
白痴 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)