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挺身隊
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ていしんたい
ふりがな文庫
“
挺身隊
(
ていしんたい
)” の例文
彼は
側
(
そば
)
にいる、この優雅な少女が、戦時中、十文字に
襷
(
たすき
)
をかけて
挺身隊
(
ていしんたい
)
にいたということを、きいただけでも何か痛々しい感じがした。
永遠のみどり
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
むす子は若いいのちの
遣瀬
(
やるせ
)
ない愛着を新興芸術に持ち、新興芸術を通して、それを
培
(
つちか
)
う巴里の土地に親しんだむす子は、東洋の芸術家の
挺身隊
(
ていしんたい
)
を一人で引受けたような決心の意気に燃えて
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そこにも女子
挺身隊
(
ていしんたい
)
の集団が住んでいて
白痴
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
暫
(
しばら
)
く滞在していた義姉が神戸の家に帰ることになった。義姉の家には
挺身隊
(
ていしんたい
)
の無理から肺を犯されて寝ている娘がいた。その
姪
(
めい
)
のために彼は妻のかたみの着物を譲ることにした。
死のなかの風景
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
おまえは、うちの家族のことを芸術の
挺身隊
(
ていしんたい
)
と言ったが、今こそ
首肯
(
しゅこう
)
する。
巴里のむす子へ
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
挺
漢検準1級
部首:⼿
10画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
隊
常用漢字
小4
部首:⾩
12画
“挺身”で始まる語句
挺身