“督”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とく58.6%
かみ37.9%
カミ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの大築堤だいちくていを前提とする水攻めの計が実行にうつされて、秀吉以下、黒田官兵衛その他不眠不休に、その工をとくしていたあいだである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大臣は大和やまと葛城かつらぎ山から呼んだ上手じょうずな評判のある修験者にこの晩はかみ加持かじをさせようとしていた。祈祷きとう読経どきょうの声も騒がしく病室へはいって来た。
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
此の女房と云うのは大原の民部入道親範の女で左衛門のカミの殿と云った御人である。