“基督教”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
キリストきょう70.0%
キリストけう23.3%
くりすとけう3.3%
クリストけう3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今より六、七十年前、英国の思想家のあいだに基督教キリストきょう柔弱にゅうじゃくに流るるを憤慨ふんがいして、いわゆる腕力的基督教マスキュラークリスチャニーチーを主張したものがあった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
予は即座に自殺を決心したれども、予が性来の怯懦けふだと、留学中帰依きえしたる基督教キリストけうの信仰とは、不幸にして予が手を麻痺まひせしめしを如何いかん
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
悪人も一転して善を行ふを罪人つみびとも一変して義を行ふを、これぞ基督教くりすとけうが教ふる実行的道徳なる。
実行的道徳 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
儒學じゆがくつても、道教だうけうつても、佛法ぶつぱふつても基督教クリストけうつてもおなことである。かうひとふか這入はひむと日々ひゞつとめすなはみちそのものになつてしまふ。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)