“帰依”のいろいろな読み方と例文
旧字:歸依
読み方割合
きえ98.0%
キエ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島原方の農民一揆勢は天草方と合流し籠城してのちに自然に宗門に帰依きえしたもので、その信仰は行きがかりのにわかづくりであったし
安吾史譚:01 天草四郎 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
今の三一阿闍梨あじやり何某なにがし殿の三二猶子いうじにて、ことに三三篤学修行の聞えめでたく、此の国の人は三四香燭かうしよくをはこびて帰依きえしたてまつる。
太后タイコウ(桂昌院)マタ隆光ニ帰依キエ深シ、共ニコレヲ説ク。王イハク諾。スナハチ殺生ノ禁ヲ立テ、即日、愛狗犬アイクケン令ヲ、都鄙トヒニ下ダス。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太后(生母桂昌院)マタ隆光ニ帰依キエ甚ダ深シ。共ニコレヲ説イテ政令ヲ乞ウテ止マズ。王、スナワチ閣吏ニ命ジ、ココニ殺生ノ禁ヲ立テ、即日、天下ニ愛犬令ヲ下ス。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)