“太后”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おおきさき40.0%
タイコウ40.0%
おばば20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“太后”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
殊につい十日ほどまへ、遠智おちの岡ノ上に新たにおこされたミササギに、宝ノ太后おおきさきと、間人はしひと先后さきのきさきと大田ノ皇女ひめみこ
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
その実父である田村ノみかどの晩年をふりだしに、実母・寳ノ太后おおきさきの治世、さらに母の弟すなはち叔父であり、父系をたどれば従兄にもあたる軽ノ帝の治世、もう一つ寳ノ太后の二度目の治世と、前後四代の朝にあひも変らぬ摂政太子みこのみことの名のもとに、辛抱づよく執政役をつとめてきた。
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
太后タイコウ(桂昌院)マタ隆光ニ帰依キエ深シ、共ニコレヲ説ク。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太后タイコウマタオシエニ母儀ナク
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの子は、もちろんお主も知つてのとほり、宝ノ太后おばばが西へ征かれた途中の海路うなじで、大田が急に産気づいて生みおとした娘だ。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
その力が、あの太后おばばの西の征路みゆきに、わざわざ初児を身ごもつてゐる大田を引きずり出したのだ。そしてこのおれを、京の留守役に釘づけにしたのだ。いや、あべこべだ。おれのほかには京の留守居をさせる者はなく、さりとておれほどに物騒な留守居もほかにない——といふ妙にこんがらかつた皮肉な事情が、あの大田の細首に縄をつけてでも、むりやり引きずり出さずにはおかなくしたのだ。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)