“太郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たろう73.9%
たらう19.6%
たろ4.3%
高松2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くもったのことです。太郎たろう海辺うみべにゆきますと、ちょうど波打なみうちぎわのところに、一のややおおきなとりちて、もだえていました。
薬売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
あの『をさなきものに』とおなじやうに、今度こんどほん太郎たらう次郎じらうなどにはなかせるつもりできました。それがこの『ふるさと』です。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ほんに替り目で陽気が悪いけれど太郎たろさんは何時いつ悪戯おいたをしてゐますか、何故なぜに今夜は連れておいででない、お祖父ぢいさんも恋しがつてお出なされた物をと言はれて、又今更にうら悲しく
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
九月六日朝、はからず京師寺町ニ川村盈進えいしん入道ニ行合、幸御一家の御よふす承り御機嫌宜奉大賀候。つぎニ私共はじめ太郎高松異儀憤発出罷在、御安慮奉願候。