“金太郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんたろう57.1%
きんたらう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし、金太郎きんたろうというつよ子供こどもがありました。相模国さがみのくに足柄山あしがらやま山奥やまおくまれて、おかあさんの山うばといっしょにくらしていました。
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
夏の炎天えんてんではないからよいようなものの跣足すあしかぶがみ——まるで赤く無い金太郎きんたろうといったような風体ふうていで、急足いそぎあしって来た。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
數衛かずゑうちむらなかでもずつとさかしたはうにありました。とうさんの小學校せうがくかう友達ともだち扇屋あふぎや金太郎きんたらうさんといふ子供こどもがありましたが、その金太郎きんたらうさんのうちよりもまだずつとしたはうでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「やあ、金時きんとき足柄山あしがらやま、えらいぞ金太郎きんたらう。」と三助さんすけが、んで
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)