“提督”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていとく90.0%
アドミラル10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
提督ていとくペリーをはじめ、先夜の会議に列した人々は、揃ってこの訳文を読んだ。そして、銘々に深い感激を受けずにはおられなかった。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
偶然とは言いながらも是ほど確乎かっこたる基礎のある今日の新文明を、或いは提督ていとくペルリがひっさげてでも来たもののように、考える人さえあったのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そしてその翌日、合衆国巡洋艦『提督アドミラルデイウェイ』とコマンドルスキイ沖で遭遇するまでは、航路、まったくの無風帯でした。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
年を越えた五月二十六日コマンドルスキイ沖の合衆国巡洋艦『提督アドミラルデイウェイ』との戦闘も、このとおり艇内日誌にはちゃんと記されておりますが、その公表には、どうしたことか時日も違い
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)