“衛門督”の読み方と例文
読み方割合
えもんのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の叔父おじのおくなりになった式部卿しきぶきょうの宮が秘蔵しておいでになったのを、あの衛門督えもんのかみは子供の時から笛がことによくできたものだから
源氏物語:37 横笛 (新字新仮名) / 紫式部(著)
六衛府の長官は、中納言で、衛門督えもんのかみであり、その下に、金吾、大夫、じょう帯刀たちはきなどの諸官がいる。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今の世間の者は昔の音楽の盛んな時を知らないからでもありますか衛門督えもんのかみの和琴、兵部卿ひょうぶきょうの宮様の琵琶びわなどを激賞いたします。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)