“亡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
52.1%
ほろ16.9%
うしな7.8%
なく5.8%
なくな3.6%
3.5%
かく2.5%
ほろぼ2.5%
なき0.8%
うしの0.7%
0.4%
ばう0.3%
うし0.3%
うせ0.3%
0.3%
ほろぶ0.3%
むな0.3%
もう0.3%
ホロ0.3%
0.1%
なくなり0.1%
0.1%
くた0.1%
せんの0.1%
なか0.1%
むなし0.1%
ゆき0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田舎では問屋本陣の家柄であった女主は、良人くなってから、自分の経営していた製糸業に失敗して、それから東京へ出て来た。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
春に誇るものはことごとくぶ。の女は虚栄の毒を仰いでれた。花に相手を失った風は、いたずらにき人の部屋にめる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかるに海幸を守る蛭子社を数町乃至一、二里も陸地内に合併されては、事あるごとに祈願し得ず、兵卒が将校をいしごとく歎きおり
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
何を伯母さん、しやる、し貴女に死なれでもして御覧なさい、私はど此世の希望して仕舞ふ様なもんですよ、何卒ネ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
かう言つて源太郎も、七十一で一昨年つた祖母が、子供の時にこのおかめ人形を見た頃の有様を、いろ/\想像して見たくなつた。
鱧の皮 (新字旧仮名) / 上司小剣(著)
この十蔵が事は貴嬢も知りたもうまじ、かれの片目はなる妻が投げ付けし火箸の傷にてれ、間もなく妻は狂犬にかまれてせぬ。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
れになった姫君の代わりにほしいと、物の数でもございません方のことさえも宇治の弁の尼からお言わせになりましてございます。
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
大化改新は、先ず蘇我一族をすことから始められたが、その主たる目的は、天皇家の日本支配の確立、君臣の分の確立ということだ。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
なさざれば其方有ると思ふかやなり因て我にふべしと云ひければお梅は不審何故なしと云ひ給ふとに粂之進は微笑其方が夫喜八は火附盜賊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ゴケは「後家」などという文字をくから書いて、次第に夫をうた不幸な女のみに限るようになったが、奥羽は一般にその語の用法がはるかに広い。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ややあって軍吏の一人が口を切り、先年浞野侯趙破奴胡軍のために生擒られ、数年後に漢にげ帰ったときも、武帝はこれを罰しなかったことを語った。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
江戸には未亡人敬の帰り去つた後、猶霞亭のために処理すべき事があつたと見える。茶山は蘭軒に、「北条事に付これはかくせよ、かれはいかがせよと被仰下たく候」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
仰付らるゝにより迅速正路の人になるべきなれども又人間に出る時は以前に一惡事の効をには其身をなひ惡名を萬世に流すを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
妙光女魂既にたりといえども、容儀儼然活けるがごとく、妍華平生に異ならざるをいいて曰く、この女かくまで美艶にして、遠くむるも等類なしと、各々染心を生じ
御位におきにならずに一臣下で仕えていらっしゃるのは、大納言さんがもう一段出世ができずにおくれになって、お嬢さんが更衣にしかなれなかった
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)
自身に足るほどの物があつたら、それでえと満足して了うてからに手を退くやうな了簡であつたら、国はるじや——社会の事業は発達せんじや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
さんと志ざし牛馬にしき荒稼ぎしてめども元より母は多病にて始終名醫にも掛しかど終に養生はずしく成しが其入費多分有る所へ又叔母をひ妻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「慧能ガ厳父ノ本貫ハ范陽ナリ。左降シテ嶺南ニ流レテ新州ノ百姓トナル。コノ身不幸ニシテ父又早クス。老母ル。南海ニ移リ来ル。艱辛貧乏。ニ於テ柴ヲ売ル」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼ノ計ヲ用イテルハ彼ノ力ヲ以テ彼ヲボス也——です。願わくは太守には、何もご存じないで、ふたたびご出陣と触れ、城外五十里ほど進み、すぐまた、急にお城へ取って返して下さい。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近づいて、切ッ払って、ける覚悟し——いたずらに騒いでは、って、此の場合、逃げ場を失うのは、知れ切っている。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
拍子の悪いことには梅子さんの三歳の時に奥様がおになる、それから今の奥様をお貰ひになつたのですが、貴様、梅子さんも今の奥様には随分い目にお逢ひなさいましたよ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
何卒え後は国のが立ちますようお守りなすって下さいまし、南無阿弥陀仏/\/\
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
七ツの鐘なりと進めて出立させて置殺して取とはなにごとぞめしや長庵どのとひよろ/\立を蹴轉ばし愚※々々云はずとつてばれこの世のせてんと又切付れば七八倒
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此婆に迄頭を下げぬばかりの御依頼なんで御座います——此婆にしましてが、奥様にお乳を差上げ、又た貴嬢をも襁褓の中からお育て申し
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
詮ずるに自他の悲しみを此胸一つに收め置いて、らん後の世まで知る人もなき身の果敢なさ、今更是非もなし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
付ず取調て御見分の御役人へ御し申すべしと細々御遺言有て終にく成給ひし然ば泣々せの如く取計ひ御石碑をも建立して御後の取ひ萬事せ後下人共へは御紀念金を分與へて暇を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
『人死亡る時に、若くはきて自らひ、或は絞きて殉はしめ、及びちにし人の馬を殉へるが如き旧俗は、皆悉くめよ』
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
此屋号は、はなやといふ音の第一綴音に、音勢点があるので、今の大阪語の花屋は、其音勢がくなつてゐる。今を標準とすれば、勿論、花屋ではない、と言ふことは出来る。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)