“亡(なくなり)” の例文
拍子(ひやうし)の悪いことには梅子さんの三歳(みつ)の時に奥様がお亡(なくなり)になる、それから今の奥様をお貰ひになつたのですが、貴様(あなた)、梅子さんも今の奥様には随分酷(ひど)い目にお逢ひなさいましたよ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
お亡(なくなり)なさつた前の奥様を思ひ出しますよ、あれはゼームスさんて宣教師さんの寄進なされた洋琴で、梅子さんの阿母(おつか)さんの雪子さんとおつしやつた方が、それをお弾(ひ)きなすつたのです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)