“ばう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バウ
語句割合
38.4%
14.0%
12.8%
5.8%
僧侶3.5%
3.5%
2.3%
2.3%
2.3%
2.3%
(他:11)12.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うゝ、湯瀧ゆだき湯瀧ゆだき、それこひ瀧昇たきのぼりぢや、ばうやはえらいぞ。そりやもひとつ。」
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
塔頭たつちううめばうといふのへ案内あんないされて、精進料理しやうじんれうり饗應きやうおう
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
平次は脂下やにさがりに噛んだ煙管をポンと叩くと、起き上がつてこのばうとした子分の顏を面白さうに眺めるのです。
幸ひに航路は穏かで、心配した濃霧もかゝらずにばうと静かに海は暮れて行つたけれども、しかもさびしさは遂に遂にBを離れなかつた。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
屹度きつと返却かへします、屹度きつと。』などとちかひながら、またばうるなりつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
いま一人ひとりかはんだばうかぶつて、あしには木履ぽくり穿いてゐる。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
おのれをばうずる術、かれ、既にみいだしぬ。われもまた、いつも/\といふにあらねど、『我』を脱離する法を悟れり。
一僧 (旧字旧仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
流轉るてんさうばうぜむと、心のかわきいとせちに、
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
天海は智慧者で名高い僧侶ばうさんであつたが、柿を食べる時には子供のやうな口元をしてかじつた。そして一つ食べてしまふと、
何でも三十八年の間引続いて住職を勤め、延宝八年とかに九十二でくなつたといふから、随分達者な僧侶ばうさんだつたに相違ない。
たゞひがしばうには、弓繒きうそう槍戟さうげきちたる人形にんぎやうあり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それでかれの一にち仕事しごとなはならば二十ばう大束おほたばが一草鞋わらぢならば五そくといふところなので
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
江戸には未亡人敬の帰り去つた後、猶ばう霞亭のために処理すべき事があつたと見える。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
伊沢信階が宗家を養父ばう信栄の実子信美に譲つた年を、わたくしは仮に安永五年とした。此時信階の創立した分家は今の本郷真砂町桜木天神附近の地を居所とし、信階はこの新しい家の鼻祖となつたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかれども肉眼にくがんのおよばざる至微物こまかきものゆゑ、昨日きのふゆき今日けふの雪も一ばう白糢糊はくもこなすのみ。
恐くは同一の書で、へきばうとの名を殊にしてゐるのは、一は是にして一は非であらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
其の洋服代も美奈子がばう新聞社へ売つた小説の稿料の中から支払つたので妻がの目も眠らずに働いた労力の報酬の片端である。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
鍋町に住んでゐる手習師匠のばう、お玉ガ池の用心棒で評判のよくない某、入谷の浪宅にくすぶつてゐる押借おしかりの常習犯で某と、十人ばかりの札付の浪人者が、町方の手で擧げられましたが、いづれも確かな現場不在證明があつて、この虱潰しらみつぶし案も失敗に終りました。
ばうのさきには、よろいをきたサムライや、あか振袖ふりそでをきたオイランがだらりとくびをたれてゐました。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
作れる長さ數寸のばうの一端を、石斧とすべき石片の一部分にて、此棒の他端たたんをば、片手のてのひらにぎり込むを得る程の石にて打ち
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
河崎は自らばうに比して、我を驥にした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
試験の場所に臨んで、いわゆる「場打ばうて」がするような、気の弱い人物とは思われません。
白髪鬼 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
六歳むツつか……吾家うち子供ばうは、袴着はかまぎ祝日いはひ今日けふ賓客きやくんで
……乃公わしところ今日けふ小供ばう袴着はかまぎ祝宴いはひがあつて
詩あり云ふ「百戰無功半歳間、首邱幸得家山。笑儂向死如仙客。盡日洞中棋響間」(編者曰、此詩、長州ノ人杉孫七郎ノ作ナリ、南洲翁ノ作ト稱スルハ誤ル)謂はゆるばう中に間を占むる者なり。
汗に蝕むまなこゆゑ、 ばうの鎖の火の数を、
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
駅長の家烏山侯霞崖の書せる安穏二字をばうす。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
し其をしてばうに至らしめば、則ち其の神明はかられざること、おもふに當に何如たるべきぞや。
雪枝ゆきえ一度いちどふさいだを、茫乎ばうけて、
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
高い橋の上から下をのぞくと、緑の水と白い砂地の境がばうと靡いてゐて、沁みるやうな苔深い色をして下流へ流れてゐる。
旅人 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
其二は八代目一人がばうを送る文で、「此品いかが敷候へども御霊前へ奉呈上度如斯御座候」と云ひ、末に「廿二日、団栗どんぐり、伊沢様」と書してある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)