“神農”の読み方と例文
読み方割合
しんのう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二間の床の間に探幽の神農しんのう様と、松と竹の三幅対さんぷくつい。その前に新郎の当主甘川澄夫と、新婦の初枝。その右の下手に新郎の親代りの村長夫婦。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一見すると支那の神農しんのう、しかし仔細に見る時は、紛れもない日本人、それも穢い老乞食、だが全幅に漲る気品は、奕々えきえきとして神のようである。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「二三年前までは、唯の藥種屋だつたのが、或夜神農しんのう樣とやらが夢枕に立つて、不老不死の祕法を教へたとある」