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神農
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しんのう
ふりがな文庫
“
神農
(
しんのう
)” の例文
二間の床の間に探幽の
神農
(
しんのう
)
様と、松と竹の
三幅対
(
さんぷくつい
)
。その前に新郎の当主甘川澄夫と、新婦の初枝。その右の下手に新郎の親代りの村長夫婦。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
一見すると支那の
神農
(
しんのう
)
、しかし仔細に見る時は、紛れもない日本人、それも穢い老乞食、だが全幅に漲る気品は、
奕々
(
えきえき
)
として神のようである。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「二三年前までは、唯の藥種屋だつたのが、或夜
神農
(
しんのう
)
樣とやらが夢枕に立つて、不老不死の祕法を教へたとある」
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
逐轉
(
ちくてん
)
して此大江戸へ出てより
所々
(
しよ/\
)
方々
(
はう/″\
)
の
小稼
(
こかせ
)
ぎは言はずと知れし
小盜人
(
こぬすびと
)
盜
(
ぬす
)
みし金や
神農
(
しんのう
)
も
嘗殘
(
なめのこ
)
したる
質種
(
しちぐさ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
美しい髪飾のいろいろ並べてあるのを、客は代る代る取出させて見たりしています。そうした様子を、右手の横から、
神農
(
しんのう
)
の薬草を持った
招牌
(
かんばん
)
が見詰めているようです。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
▼ もっと見る
(三六)
暴
(
ばう
)
を
以
(
もつ
)
て
暴
(
ばう
)
に
易
(
か
)
へ、
其
(
そ
)
の
非
(
ひ
)
なるを
知
(
し
)
らず。
神農
(
しんのう
)
・
虞
(
ぐ
)
(舜 )・
夏
(
か
)
(禹 )
(三七)
忽焉
(
こつえん
)
として
沒
(
ぼつ
)
しぬ、
(三八)
我
(
われ
)
安
(
いづ
)
くにか
適歸
(
てきき
)
せん。
吁嗟
(
ああ
)
(三九)
徂
(
ゆ
)
かん。
(四〇)
命
(
めい
)
の
衰
(
おとろ
)
へたるかな
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
また別な説には、一日に百
草
(
そう
)
を
嘗
(
な
)
めつつ人間に食物を教えた
神農
(
しんのう
)
はたびたび毒草にあたったが、茶を得てからこれを噛むとたちまち毒をけしたので、以来、秘愛せられたとも伝えられている。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その神様の種類からいえば、先ず店の間の
天照皇太神宮
(
てんしょうこうたいじんぐう
)
を初めとし、
不動明王
(
ふどうみょうおう
)
、
戸隠
(
とがくし
)
神社、
天満宮
(
てんまんぐう
)
、
戎
(
えびす
)
、
大黒
(
だいこく
)
、
金比羅
(
こんぴら
)
、
三宝荒神
(
さんぼうこうじん
)
、
神農
(
しんのう
)
様、弁財天、
布袋
(
ほてい
)
、稲荷様等、
八百万
(
やおよろず
)
の神々たちが存在された。
大切な雰囲気:03 大切な雰囲気
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
“神農”の解説
神農(しんのう)、炎帝神農(えんていしんのう)は、古代中国の伝承に登場する三皇五帝の一人。人々に医療と農耕の術を教えたという。神農大帝と尊称されていて、医薬と農業を司る神とされている。薬王大帝(やくおうたいてい)、五穀仙帝(ごこくせんてい)とも。
(出典:Wikipedia)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
農
常用漢字
小3
部首:⾠
13画
“神農”で始まる語句
神農堂
神農氏