“袴着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はかまぎ88.9%
ハカマギ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袴着はかまぎはたいそうな用意がされたのでもなかったが世間並みなものではなかった。その席上の飾りがひな遊びの物のようで美しかった。
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「兵部さまが、亀千代ぎみの袴着はかまぎのときに、と仰しゃったところ、殿さまが、それはこちらから知らせよう、と云われました」
男は五歳から十歳頃までに袴着ハカマギを行ひ、女は裳着モギをする。此袴着・裳着は、幼時に一度行ふばかりでなく、大きくなつてから今一度行ふ。貴族の男児は、成年戒には黒幘をつける。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)