ばう)” の例文
しかれども肉眼にくがんのおよばざる至微物こまかきものゆゑ、昨日きのふゆき今日けふの雪も一ばう白糢糊はくもこなすのみ。下のは天保三年許鹿君きよろくくん*1高撰雪花図説かうせんせつくわづせつところ雪花せつくわ五十五ひんの内を謄写すきうつしにす。ゆき六出りくしゆつなす
説郛と学海類篇とには、著者の名を宋鄭景璧そうのていけいへきとしてあり、古今説海と稗海とには宋鄭景望そうのていけいばうとしてある。恐くは同一の書で、へきばうとの名を殊にしてゐるのは、一は是にして一は非であらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)