“遠望”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんばう20.0%
えんぼう20.0%
とおみ20.0%
ゑんばう20.0%
ゑんぼう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一行驚喜(けうき)して曰く之れ即ち会津街道なりと、人影を見ざるも既(すで)に村里に在(あ)るの想(おもひ)をなせり、歓呼(くわんこ)して一行の無事(ぶじ)を祝(しゆく)す、昨暮遠望(えんばう)したる一小板屋は尚之より岩代の方角に向(むかつ)て一里余の遠(とほ)きに在り
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
下を見ると、目がまわりそうなので、あまり崖(がけ)っぷちには進みえないで、救(すく)いにいった宮内(くない)のようすも、仔細(しさい)に見ていることはできないが、ときどき木(こ)の葉(は)のすきまから、かれの活動が遠望(えんぼう)された。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうしろなる襖(ふすま)の絵の、富士の遠望(とおみ)に影を留(とど)めて、藻脱(もぬけ)の主は雪の膚(はだ)。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
遠望(ゑんばう)の中かげゆれて
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
人夫中にては中島善作なるものは猟(りやう)の為め常(つね)に雪(ゆき)を踏(ふ)んで深山(しんざん)に分(わ)け入るもの、主として一行の教導(けうどう)をなす、一行方向に迷(まよ)ふことあれば直(ただ)ちに巧(たく)みに高樹の頂(いただき)に上(のぼ)りて遠望(ゑんぼう)し
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)