“えんぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
延袤33.3%
怨望33.3%
遠望16.7%
遠謀16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
園ニうえテ之ヲ験スベキナリ又賞玩ノ草木ニ至テハ随在之ヲ自生スルモノニ非ズ故ヲ以テ之ヲ園ニ培養セザルヲ得ズ又山地沼沢等ノ草木ヲ栽蒔さいじシテ他日ノ考ニ備フルハ大ニ便ヲ得ル有ルナリ故ニ植物学ヲ修スルノ輩ハ其延袤えんぼうノ大小ヲ問ハズ当ニ一ノ植物園ヲ設置スルヲ以テ切要トスベシ既ニ園ヲ
怨望えんぼう満野まんや、建白の門はいちの如く、新聞紙の面は裏店うらだなの井戸端の如く、そのわずらわしきやくが如く、その面倒なるや刺すが如く、あたかも無数の小姑こじゅうとめが一人の家嫂よめくるしむるに異ならず。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
下を見ると、目がまわりそうなので、あまりがけっぷちには進みえないで、すくいにいった宮内くないのようすも、仔細しさいに見ていることはできないが、ときどきのすきまから、かれの活動が遠望えんぼうされた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本願寺の法門勢力の広大な組織とその財その実力を余すなきまでに利用し、水軍に陸上に、あらゆる反間はんかんの策、正面攻撃など——驚くばかりな大規模と遠謀えんぼうの下に、よく戦いぬいて来たことは
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)