“望遠鏡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうえんきょう46.2%
ばうゑんきやう15.4%
とおめがね15.4%
めがね15.4%
とほめがね7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「このぼんやりと白い銀河ぎんがを大きないい望遠鏡ぼうえんきょうで見ますと、もうたくさんの小さな星に見えるのです。ジョバンニさんそうでしょう」
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
なになんでも望遠鏡ばうゑんきやうのやうにまれてはたまらない!ちよツはじめさへわかればもうめたものだ』此頃このごろではにふりかゝる種々いろ/\難事なんじ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「不思議な女だ。心を引く。あんな女は見たことがない。何だか俺はあの女に、魅せられてでもいるようだ。どれ……」と云うと望遠鏡とおめがねを取った。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もしもあの船から、あの船の甲板から望遠鏡めがねを翳して、誰か監視者がこちらをもしも眺めてゐるとしたら……。
(旧字旧仮名) / 三好達治(著)
料理が済むと、主婦かみさんは勘定書かんぢやうがきを持ち出した。天文学者はじつとその〆高しめだかを見つめてゐたが、暫くすると、望遠鏡とほめがねを覗く折のやうに変な眼つきをして主婦かみさんを見た。