“望遠鏡（とおめがね）” の例文

「不思議な女だ。心を引く。あんな女は見たことがない。何だか俺はあの女に、魅せられてでもいるようだ。どれ……」と云うと望遠鏡（とおめがね）を取った。

任侠二刀流 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

私はあなたの足を顕微鏡（むしめがね）で研究し、あなたの魂を望遠鏡（とおめがね）で研究しているんだよ。

レ・ミゼラブル：07 第四部　叙情詩と叙事詩　プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌 (新字新仮名) ／ ヴィクトル・ユゴー(著)

じいいっと望遠鏡（とおめがね）で見入っている武士、年齢三十前後であって、蒼白い顔色、鋭い眼、しっかり結んだ薄い唇、叛骨あり気の角張った頤、美男ではあるが狂気じみている。

任侠二刀流 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

“望遠鏡”の解説

望遠鏡（ぼうえんきょう、en: telescope）とは、光学機器の一種で、遠くにある対象物をより近くにあるかのように見せるために設計されたもの。複数のレンズの配置、または曲面鏡とレンズの配置を機器の内部に含んでおり、これによって、光線がまとめられ、焦点に集められることで、拡大された像（image）が得られる。古くは「遠眼鏡（とおめがね）」とも呼ばれた。
転じて、電波望遠鏡（en: radio telescope）の略語としても用いられる。
(出典:Wikipedia)

望	常用漢字 小４ 部首:⽉ 11画
遠	常用漢字 小２ 部首:⾡ 13画
鏡	常用漢字 小４ 部首:⾦ 19画