“とおめがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遠眼鏡66.7%
遠目金13.3%
遠目鏡13.3%
望遠鏡6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれだけ張り上げれば、大川の向うへだって聞えまさア。遠眼鏡とおめがねの殿様も大あばたの奥方も、一から十まで聴いたに違いない
七十五里を一目に見る遠目金とおめがね芥子粒けしつぶを卵のごとくに見る近目金、猛虎の皮五十枚、五町四方見当なき鉄砲、伽羅きゃらきん、八畳釣りの蚊帳かや、四十二粒の紫金しこんいたコンタツ。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)
露地が、遠目鏡とおめがねのぞさま扇形おうぎなりひらけてながめられる。湖と、船大工と、幻の天女と、描ける玉章を掻乱かきみだすようで、近くあゆみを入るるにはおしいほどだったから……
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私はあなたの足を顕微鏡むしめがねで研究し、あなたの魂を望遠鏡とおめがねで研究しているんだよ。