“斤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きん96.0%
サンチ2.0%
ぎん2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそこでパンとバタにありつけた。Mは「パン一きん食うために、大の男がのこ/\出掛けてきて、つかまったりしたら、事だぜ!」
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
手持筒てもちづつの二サンチほうぐらいな鉄砲の弾丸たまが、ふいに、屋形船やかたのすぐ側へ落ちた。白い飛沫しぶきが、滝のように、ざっと、屋形の中へまでかかった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前に申しました「ぶつとは何ぞや」「仏とはかわいた馬糞ばふんである。」雲門うんもんの「仏とは麻三ぎんである」などと申しますのも結局そうでありまして、雲が風に吹かれて空を流れる。
生活と一枚の宗教 (新字新仮名) / 倉田百三(著)