“ぎん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ギン
語句割合
72.4%
25.0%
白銀0.6%
0.6%
0.6%
銀色0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そっちの方から、もずが、まるで音譜おんぷをばらばらにしてふりまいたようにんで来て、みんな一度いちどに、ぎんのすすきのにとまりました。
めくらぶどうと虹 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かたがた、彼には、この姫路へ移されて来たという姉のおぎんが、どこに幽閉されているか、それを探るのも、目的のひとつであった。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東の方の壁に並んでいる蜘蛛はみんな黄金きん色で、西の方のはすっかり白銀ぎん色なのです。そのピカピカ光って美しいこと。
オシャベリ姫 (新字新仮名) / 夢野久作かぐつちみどり(著)
そうして黄金きん色の蜘蛛のお尻からは黄金きん色の糸が出ているし、白銀ぎん色の蜘蛛のお尻からは白銀ぎん色の糸が出ているのを、二人の女中が一人ずつ糸車にかけて
オシャベリ姫 (新字新仮名) / 夢野久作かぐつちみどり(著)
前に申しました「ぶつとは何ぞや」「仏とはかわいた馬糞ばふんである。」雲門うんもんの「仏とは麻三ぎんである」などと申しますのも結局そうでありまして、雲が風に吹かれて空を流れる。
生活と一枚の宗教 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
「わしだよ。そこでさっきの話のつづきだがね、おまえは魚屋の前からきたとすると、いますずきが一ぴきいくらするか、またほしたふかのひれが、十テールに何ぎんくるか知ってるだろうな。」
山男の四月 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
汝がこゑの 銀色ぎんきぬずれ
蛇の花嫁 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)