『山男の四月（やまおとこのしがつ）』

山男は、金いろの眼を皿のようにし、せなかをかがめて、にしね山のひのき林のなかを、兎をねらってあるいていました。 ところが、兎はとれないで、山鳥がとれたのです。 それは山鳥が、びっくりして飛びあがるとこへ、山男が両手をちぢめて、鉄砲だまのよう …

著者	宮沢賢治
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「イーハトヴ童話　注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924（大正13）年12月1日
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約12分（500文字/分）
朗読目安時間	約19分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

片（ぎん） 両（テール） 髪毛（かみけ） 汚（きた） 上海（しゃんはい） 陳（ちん） 赤髪（あかがみ） 汁（じる） 天道（てんと） 黄金（きん） 愕（おど） 怖（こわ） 斯（こ） 寝（ね） 俄（にわ） 声（ごえ） 章魚（だこ） 遁（に） 窂（ろう） 呟（つぶ） 兎（うさぎ） 章魚（たこ） 碧（あお） 紙箱（かみばこ） 肩（かた） 眼（め） 皿（さら） 脚（あし） 澄（す） 畜生（ちくしょう） 芝（しば） 蒸（む） 蓋（ふた） 薬瓶（くすりびん） 行李（こうり） 誰（たれ） 云（い） 軒（のき） 込（こ） 鈎（かぎ） 鉄砲（てっぽう） 下駄（げた） 飴（あめ） 一人（ひとり） 鰯（いわし） 鱸（すずき） 峠（とうげ） 匹（ぴき） 反物（たんもの） 口惜（くや） 叩（たた） 叫（さけ） 呑（の） 啼（な） 噛（か） 坊主（ぼうず） 塩鮭（しおざけ） 夢（ゆめ） 俵（たわら） 嫌（きら） 尖（とが） 瓶（びん） 戻（もど） 技手（ぎて） 振（ふ） 支那（しな） 木樵（きこり） 松（まつ） 仰向（あおむ） 渡（わた） 漬（つ） 潰（つぶ） 爪（つめ） 互（たがい） 獲物（えもの）

題名が同じ作品

山男の四月 （新字旧仮名）／ 宮沢賢治 （著）