“鈎”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かぎ61.4%
はり31.4%
こう2.9%
かか1.4%
きん1.4%
バリ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鈎”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語13.5%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]13.3%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 釣魚 遊猟10.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それから狐の読んでいたものをあらためると、それには大勢の女の名を書きならべて、ある者には朱でかぎを引いてあった。
みると周馬の左の手が、いつのまにか、部屋の角柱すみばしらに伸びていて、そこにあるかぎのようなものへ指をかけている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
イクラをはりにさすには、一粒乃至ないし二粒でよろしい。数多くつける必要はないのである。鈎合わせは素早い方がよろしい。
鱒の卵 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
糸のしずくが、キラキラと手もとへ伝わってくる。はりすくって、餌をつける。——そして風に乗せて水面へぽんと投げる。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうぬすむ者はちゅう、国を窃む者は侯、侯の門仁義存す。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
大老井伊直弼、「流」字をこうして「死」字とす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それから蜥蜴の腹をさかさに撫でるに滑らかなれど、蛇の腹を逆撫ですると鱗の下端が指にかかる。
やむをえず鉄器もてその穴を揺り広げやっと捉え得とあるも似た事だが、蜥蜴の腹の麟板は、物にかかる端を具えぬから、此奴こやつはその代り四足に力を込めてその爪で穴中の物に鈎り着くのであろう。
強いて足をあぐれば、その重さ千きんをひくがごとく、手を動かせば、縛られたるに似たり。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ほをりの命の還りしなに、わたつみの神のバリを手渡すとてをしへた呪言は「此ハリや、呆鈎オボチ噪鈎スヽチ貧鈎マヂチ迂鈎ウルチ」と言ふのであつた。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)