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鈎縄
ふりがな文庫
“鈎縄”の読み方と例文
読み方
割合
かぎなわ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かぎなわ
(逆引き)
と、下からも呼び返しながら、はやその張飛をはじめ、荊州の味方は、たちまち、八方から
鈎縄
(
かぎなわ
)
を飛ばして、呉船のまわりに
手繰
(
たぐ
)
りついた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
曳声
(
えいごえ
)
を揚げて……こっちは陽気だ。手頃な
丸太棒
(
まるたんぼう
)
を
差荷
(
さしにな
)
いに、
漁夫
(
りょうし
)
の、半裸体の、がッしりした
壮佼
(
わかもの
)
が二人、
真中
(
まんなか
)
に一尾の大魚を釣るして来た。魚頭を
鈎縄
(
かぎなわ
)
で、尾はほとんど
地摺
(
じずれ
)
である。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
螺旋状
(
らせんじょう
)
の
梯子口
(
はしごぐち
)
から二
層
(
そう
)
目
(
め
)
へかけ上がり、それより上は
階段
(
かいだん
)
がはずされてあるので、
鈎縄
(
かぎなわ
)
、あるいは
数珠梯子
(
じゅずばしご
)
などを投げかけ、われ一
番
(
ばん
)
乗
(
の
)
りとよじのぼっていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鈎縄(かぎなわ)の例文をもっと
(5作品)
見る
鈎
漢検準1級
部首:⾦
12画
縄
常用漢字
小4
部首:⽷
15画
“鈎”で始まる語句
鈎
鈎素
鈎棒
鈎鼻
鈎綱
鈎形
鈎爪
鈎切
鈎匙
鈎子
“鈎縄”のふりがなが多い著者
吉川英治
泉鏡花