“漁夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうし51.2%
れふし22.0%
ぎよふ9.8%
ぎょふ7.3%
いさりを2.4%
すなどり2.4%
れうし2.4%
ロツキユ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その風にって難破し、五六人の乗組の漁夫りょうしがみんな溺死して、その死体がそれから四五日もたってから隣村となりむらの海岸に漂著ひょうちゃくしましたが
少年と海 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
そして、毎日従兄いとこと一緒に、浜へつれて行つてもらつて、漁夫れふしたちの網をひくのを見たり、沖の方に、一ぱいにうかぶ帆舟をながめたりしました。
さがしもの (新字旧仮名) / 土田耕平(著)
天涯てんがい渺茫べうぼうたる絶海ぜつかい魚族ぎよぞくは、漁夫ぎよふかげなどはこともないから、れるとかれぬとかの心配しんぱいらぬ、けれどあまりに巨大きよだいなるは
それかあらぬかロセッチのいた絵に地中海で漁夫ぎょふを迷わすサエレンという海魔に持たしてあるのは日本のことだ、しかもそれが縦にしてある
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
三保みほ松原まつばら漁夫いさりを
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
「何の、上総の浜から、漁夫すなどりの翁でも連れて参れば……」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あゝ仕方がない。もう死ぬまで漁夫れうしの女房で暮らしていくことか。」
子良の昇天 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
數多あまたの若き漁夫ロツキユ着物きものつけぬ女との集まりて
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)