“りょうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猟師32.3%
漁師31.6%
漁夫15.8%
料紙12.0%
猟夫2.3%
遼豕1.5%
両士0.8%
了試0.8%
梁氏0.8%
漁人0.8%
猟人0.8%
良之0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こんなかわに、なにがいるもんか。もっとみずふかい、日当ひあたりのいいところでなくては、さかなってきはしない。」と、猟師りょうしはいいました。
北の国のはなし (新字新仮名) / 小川未明(著)
うしたときにはまたみょう不思議ふしぎ現象ことかさなるものとえまして、わたくし姿すがたがそのみぎ漁師りょうしつま夢枕ゆめまくらったのだそうでございます。
「波が高いから、漁夫りょうし達を集めて船をずっと陸の方へ引上げるんです。姉さんはそんなことも知らないんですか、つうぶってるくせに。」
月明 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
何者の子とも知れぬ藻という女子を相手にして、その歌というのを見て取らそう。料紙りょうし短冊たんざくにでもしたためてまいったか
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
山に一庵いちあんをむすび、みずからたきぎを割り水をんで、孤寂こじゃくな山中人になりきっているとは——樵夫きこり猟夫りょうしなどの口から風のたよりには聞えて来るが、さとの者も、旧臣たちも、まだ誰もゆるされて
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
イハンヤ二十年ノ久シキヲヤ。今出シテコレヲ閲スレバすこぶる遼豕りょうしナルヲ覚ユ。然レドモ当時ノ灯光書影歴歴トシテ目ニアリ。こうトシテ前生ヲ悟ルガ如シ。すなわチ編シテ甲集トナス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
両士りょうしは、サッと左右さゆうにわかれて、八門の陣のすきをうかがう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清盛は勧学院の了試りょうし(試験)へ出たときのようにかしこまった。時信が、学者はだなせいかもしれない。いや、もう少しその心理は複雑だった。
彼はむちをもって戴をさんざんに打ち据えて、遂に無残に打ち殺してしまったので、戴の妻の梁氏りょうしは夫の死骸を営中へき込んで訴えた。通事は人殺しの罪をもって捕えられた。
続いてデュパルクの『波と鐘』(JD六九五)、フォーレの『漁人りょうしの歌』(JE一六)という順序で聴くがいい。
打たずに帰って来ましたが、四足よしあしでせえも、あゝって子を打たれゝば、うろ/\して猟人りょうしそばまでも山を下って探しに来るのに、人間の身の上でたった一人の忰を置いてげると云うは
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
当時はまだ法科大学フランス部の学生であった若槻わかつき礼次郎君、荒井賢太郎君、入江良之りょうし君、岡村つかさ君、織田よろず君、安達峯一郎みねいちろう君等
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)