“りょうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猟師33.3%
漁師30.9%
漁夫16.3%
料紙13.0%
猟夫2.4%
両士0.8%
梁氏0.8%
猟人0.8%
良之0.8%
遼豕0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのために、彼は常に往来する要処要処に、「馬継うまつぎ」をする小屋をもっている。多くは猟師りょうしの小屋か、木挽こびき小屋などであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ハハハ……、そんなもんで商売にゃならねえよ。あれを見な。ほらあすこに鉄砲がかけてある。あれがおらの本職だ。おらは猟師りょうしだよ。」
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「さっきもいった通り、時節の来るまで、世から隠れて、薬草採りをしたり、猟師りょうしわざをまねたりして、あの者たちと三人して暮しているのじゃ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐにキョロキョロ見まわして、漁師りょうししておいた小魚こざかなを見つけ、それを火にあぶりもせず、引ッいてべはじめた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
康頼 でもあの山で硫黄いおうを取って、集めてそれを漁師りょうしの魚や野菜と交換しなかったら、わしたちはどうして生きてゆくのでしょう。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
つまり、このさかなは、漁師りょうしにつかまって、市場に持っていかれ、そこでお客に買われて、そうして、この台所にきたというわけなのです。
漁舟りょうぶねや、沖を航海している帆前船などが難船して、乗組の漁夫りょうしや水夫が溺死できししたりするのは、いつもその風の吹く時でした。
少年と海 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
それを見て最初叫んだものが、「黒船、黒船!」と言ったのを、寝耳に水のように聞いた漁夫りょうしたちが、「鯨だ、鯨だ!」と間違えたのだろう。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「波が高いから、漁夫りょうし達を集めて船をずっと陸の方へ引上げるんです。姉さんはそんなことも知らないんですか、つうぶってるくせに。」
月明 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
『まだ、時刻もある故、その間に、お書遺かきのこしておく事でもあれば、それへ料紙りょうしすずりを上げてあるから、何なりとも』
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう彼女は蚊帳の外にいて、硯筥すゞりばこ料紙りょうし入れから小刀や紙を取り出しながら、始終面白そうに笑いつゞけていた。
夫人は夫の言葉を聞くと、それを豫期していたものゝ如くお春に云いつけて料紙りょうし硯箱すゞりばこを取り寄せた。
ところで、鳥博士も、猟夫りょうしも、相互の仕事が、両方とも邪魔にはなるが、幾度いくたびも顔を合わせるから、逢えば自然と口を利く。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
猟夫りょうしといっても、南部のいのししや、信州の熊に対するような、本職の、またぎ、おやじのおすではない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その土民は猟夫りょうしらしい。人々に問われてこう話した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両士りょうしは、サッと左右さゆうにわかれて、八門の陣のすきをうかがう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼はむちをもって戴をさんざんに打ち据えて、遂に無残に打ち殺してしまったので、戴の妻の梁氏りょうしは夫の死骸を営中へき込んで訴えた。
うろ/\して猟人りょうしそばまでも山を下って探しに来るのに、人間の身の上でたった一人の忰を置いてげると云うは、あゝ若い時分は無分別な事だった……のう婆さん……昨宵ゆんべばゞあと話をして居りましたが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
梅謙次郎博士、高木豊三博士等の組織せる明法会の会員や、当時はまだ法科大学フランス部の学生であった若槻わかつき礼次郎君、荒井賢太郎君、入江良之りょうし君、岡村つかさ君、織田よろず
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
今日文壇の士に向って仏蘭西フランスの風光とその詩篇とを説くのはいたずら遼豕りょうしわらいを招ぐに過ぎないであろう。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)