“四足”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よつあし72.0%
しそく20.0%
よあし4.0%
よしあし4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて意地汚いじきたな野良犬のらいぬが来てめよう。這奴しゃつ四足よつあしめに瀬踏せぶみをさせて、いと成つて、其のあと取蒐とりかからう。くいものが、悪いかして。あぶらのない人間だ。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「このこつだ。それ。」と懸声して、やっと一番活を入るれば、不思議や四足しそくをびりびりびり。一同これはと驚く処に
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何事か面白相に語らい行くに我もお辰と会話はなし仕度したくなって心なく一間いっけんばかもどりしを、おろかなりと悟って半町歩めば我しらずまよいに三間もどり、十足とあしあるけば四足よあし戻りて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
打たずに帰って来ましたが、四足よしあしでせえも、あゝって子を打たれゝば、うろ/\して猟人りょうしそばまでも山を下って探しに来るのに、人間の身の上でたった一人の忰を置いてげると云うは
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)