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脂
ふりがな文庫
“脂”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あぶら
71.7%
やに
27.1%
し
0.6%
あふら
0.3%
べに
0.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぶら
(逆引き)
佐々木小次郎をよく知っている者か、面識でもある間がらでもあれば、たちまち嘘がばれて、
脂
(
あぶら
)
をしぼられるところであったがと——
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
脂(あぶら)の例文をもっと
(50作品+)
見る
やに
(逆引き)
ええ、おちついているな。
脂
(
やに
)
を
嘗
(
な
)
めさせられた蛇のように往生ぎわが悪いと、もう御慈悲をかけちゃあいられねえ。さあ申し立てろ。
半七捕物帳:05 お化け師匠
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
脂(やに)の例文をもっと
(50作品+)
見る
し
(逆引き)
牛の
生脂
(
なまあぶら
)
即ちケンネ
脂
(
し
)
という処を買って細かく
截
(
き
)
ってそのまま鍋へ入れて少しの水を加えてよく煮ます。それを
水嚢
(
すいのう
)
で
漉
(
こ
)
しておけばそれが純粋のヘットです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
脂(し)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
あふら
(逆引き)
市井の
底
(
そこ
)
に住む
人等
(
ひとたち
)
の
脂
(
あふら
)
と汗とが
浸潤
(
しんじゆん
)
してか、地は、
陰濕
(
じめ/″\
)
してどす黒い………其のどす黒い地べたに、ぽツつり/\、白く
洒
(
しや
)
れた
貝殼
(
かひがら
)
が恰で
研出
(
とぎだ
)
されたやうになツてゐる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
脂(あふら)の例文をもっと
(1作品)
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べに
(逆引き)
小翠はただ首を垂れて微笑しながら手で
牀
(
こしかけ
)
の隅をむしりだした。夫人がいってしまうと小翠はもういたずらをはじめて、元豊の顔を
脂
(
べに
)
と
粉
(
おしろい
)
でくまどって鬼のようにした。
小翠
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
脂(べに)の例文をもっと
(1作品)
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脂
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
“脂”を含む語句
樹脂
脂肉
臙脂
松脂
脂肪
凝脂
脂臭
浮脂
豚脂
脂下
脂粉
雲脂
血脂
脂気
煙脂
脱脂綿
脂染
生臙脂
脂光
嚥脂
...
“脂”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
吉川英治
中里介山
徳田秋声
野村胡堂
北原白秋
林不忘
薄田泣菫
夏目漱石
島崎藤村