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浸潤
ふりがな文庫
“浸潤”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しんじゅん
46.7%
しんじゆん
20.0%
にじ
20.0%
うる
6.7%
しみわた
6.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんじゅん
(逆引き)
自分では時々肩の
凝
(
こ
)
りを感ずる位だけど、医者の言によれば右肺に大分
浸潤
(
しんじゅん
)
があるらしい、そして激変を憂うるとのことである。
恩人
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
浸潤(しんじゅん)の例文をもっと
(7作品)
見る
しんじゆん
(逆引き)
此の二三日
絲
(
いと
)
のやうな
小雨
(
こさめ
)
がひツきりなしに降續いて、
濕氣
(
しつき
)
は骨の
髓
(
ずゐ
)
までも
浸潤
(
しんじゆん
)
したかと思はれるばかりだ、柱も疊も惡く
濕氣
(
しつけ
)
て、
觸
(
さは
)
るとべと/\する。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
浸潤(しんじゆん)の例文をもっと
(3作品)
見る
にじ
(逆引き)
ただ鏡がものを
映
(
うつ
)
し
窓掛
(
まどか
)
けが風にふわふわ動く。そういうあたりまえのことにひょいと気がつくと何とも知れない涙が眼の奥から
浸潤
(
にじ
)
み出るのだ。いつかもこういう
事
(
こと
)
があった。
売春婦リゼット
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
浸潤(にじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
うる
(逆引き)
坐
(
すわ
)
っているだけの物腰にも紛飾を透けて
浸潤
(
うる
)
んでいる。
雛妓
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
浸潤(うる)の例文をもっと
(1作品)
見る
しみわた
(逆引き)
森は早くから外国に留学した薩人で、長の青木周蔵と
列
(
なら
)
んで渾身に外国文化の
浸潤
(
しみわた
)
った明治の初期の大ハイカラであった。
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
浸潤(しみわた)の例文をもっと
(1作品)
見る
“浸潤”の解説
浸潤(しんじゅん)とは、「浸」- しみること。「潤」-潤って水気を帯びることであり、
液体が少しずつしみ込み濡れること。
思想や勢力などが次第に浸透して拡散すること。
がん細胞が周囲の組織へ広がること。
リンパ球や白血球などの細胞が、炎症の起こっている部位に集まってくる状態。
局所麻酔薬などの薬剤を生体の組織に注入して周辺にその効果を及ぼす事。局所浸潤麻酔。
胸部X線検査上の異常陰影。肺浸潤。
等を意味する。ここでは、がん細胞の浸潤について説明する。
(出典:Wikipedia)
浸
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
潤
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
“浸”で始まる語句
浸
浸々
浸水
浸染
浸込
浸透
浸礼
浸蝕
浸入
浸剤
“浸潤”のふりがなが多い著者
三島霜川
火野葦平
内田魯庵
柳田国男
岡本かの子
織田作之助
太宰治
豊島与志雄
野村胡堂