“浸染”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にじ75.0%
しみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも危(あぶな)いので、思(おも)ふやうに動(うご)かせませなんだが、それでもだいぶ創(きず)が附(つ)きましたやうで、鏡(かゞみ)は見(み)ませんが、血(ち)が浸染(にじ)んで居(を)りますか。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
そして何といふことなし、瞼の裏に涙の浸染(にじ)んで來るのを覺えて、ちよつとの間ながら病苦の薄らいで行くやうなうと/\した氣持になりかけた。
奇病患者 (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
しかし、駆黴剤(くばいざい)の浸染(しみ)はかくし了(おお)せぬ素姓をいう……、いまこの暗黒街を統(す)べる大顔役(ボス)二人が、折竹になに事を切りだすのだろう。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかも、歯がないせいか、顔が奇妙な提灯(ちょうちん)のような伸縮をして、なんとも云えぬ斑点のような浸染(しみ)のようなもので埋まっている。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)