“統”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
71.6%
とう17.3%
すじ2.5%
すべ2.5%
すぶ1.2%
たば1.2%
1.2%
スベ1.2%
トウ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
DS の昼と悪魔の夜と交々こもごもこの世をべん事、あるべからずとは云い難し。されどわれら悪魔のやからはそのさが悪なれど、善を忘れず。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
享保二丁酉年ひのとゝりどし十月廿二日双方さうはうとう又々評定所ひやうぢやうしよへ呼出しに相成前規の通役人方出座にて公事くじ人名前一々呼立濟て大岡越前守殿九郎兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あたくしは姉とおなじ腹から生れたのではございませんけど、やはり父のすじ。せめて死んだ姉の身代りと思ってあたくしを、ととぎれとぎれにいう。
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
我手取わがてどり呼下よびくだし天下の政事せいじすべしなば萬民のためならんとの上意じやういにて則ち大岡殿を江戸へ召寄めしよせられける夫より越前守早速さつそくはせ下り吉宗公の御前へ出けるにぞ則ち忠相たゞとも
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
帝室は萬機をすぶるものなり、萬機に當るものに非ず。統ると當るとは大に區別あり。之を推考すること緊要なり。
帝室論 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
息子夫妻が父の祖神の翁に顔を合すとき、大体話は山の生産の模様、山民の生活の状況、それ等をたばねて行く岳神としての支配の有様、そのようなものであった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
はとうてい、その生れにあらず、万乗をぐはただ万乗の君あるのみ」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
政治マツリゴトスベテ荒乱
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君モ魏ヘクダッテ将来ノ富貴ヲ約束シテハドウカ。君ト漢中王トハ、養父子ノ間ニナッテイルガ、元々、君ハ羅侯子ラコウシノ子デアル。劉氏ノトウハ既ニ漢中王ノ実子ガ継グコトニナッテイル。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)