“神皇正統記”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんのうしょうとうき85.7%
じんわうしやうとうき14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が常陸ひたち小田城おだじょう関城せきじょうにいて軍を督率して戦ったことは人の知るところで、小田城中で書いた『神皇正統記じんのうしょうとうき』『職原抄しょくげんしょう』は有名であり
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
とにかく、神皇正統記じんのうしょうとうきなどに、「平将軍へいしやうぐん貞盛、宣旨を蒙るによつて、俵藤太秀郷の官軍を引率して、下総へ発向——」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北畠親房きたばたけちかふさもその神皇正統記じんわうしやうとうきに於て、乱国の始めだと云つて慨嘆してゐる如く、当時に於ける国家の大患であり、武士がその勢力を獲たのも、荘園が、その根拠を与へたからである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)