“一統”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっとう58.3%
いつとう33.3%
ジステム8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第によっては折助一統いっとうかおにかかわると思って博奕ばくち半ばで飛び出すと、かねて折助と懇意にしている遊び人連中がその加勢にと飛び出して、どっと女軽業の前へ押寄せて来ました。
御年紀おんとし十五の若君わかぎみ御戒おんいましめことわりに、一統いつとう感歎かんたんひたひげ、たかしはぶきするものく、さしもの廣室ひろま蕭條せうでうたり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人ありて哲學の一統ジステムを立つるときは、その時の人智の階級にて、及ばむ限のあらゆる事物は、合して一機關をなし、其理の動くところ、こと/″\そのみなもとに顧應せではかなはじ。批評も亦なり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)