“御戒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんいましめ75.0%
おんかい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何しにその幸なものを、人間の手に罰しようぞ。これよりますます、『でうす』の御戒おんいましめを身にしめて、心静に末期まつご御裁判おんさばきの日を待つたがよい。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
御年紀おんとし十五の若君わかぎみ御戒おんいましめことわりに、一統いつとう感歎かんたんひたひげ、たかしはぶきするものく、さしもの廣室ひろま蕭條せうでうたり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この世に何の望みもなくなった女院は、いよいよ出家の決心を固められ、文治元年五月一日に、御戒おんかいの師に、長楽寺の阿証坊あしょうぼうの上人印誓いんせいを選んで髪を切られることになった。