“おんいましめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御戒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何しにその幸なものを、人間の手に罰しようぞ。これよりますます、『でうす』の御戒おんいましめを身にしめて、心静に末期まつご御裁判おんさばきの日を待つたがよい。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
御年紀おんとし十五の若君わかぎみ御戒おんいましめことわりに、一統いつとう感歎かんたんひたひげ、たかしはぶきするものく、さしもの廣室ひろま蕭條せうでうたり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
上を見れば五重のここより、かすかにおあかりがさしました。おとがめをもって生命をめさりょうとも、男といたし、階子から落ちて怪我けがをするよりはと存じ、御戒おんいましめをもはばからず推参いたしてございます。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)