“感歎”の読み方と例文
読み方割合
かんたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北風きたかぜは、かつて、ゆき家来けらいにして、野原のはらけていた時分じぶん、一ぽんぼううえに、うぐいすがとまっていて、北風きたかぜて、さも感歎かんたんしながら
風と木 からすときつね (新字新仮名) / 小川未明(著)
辞世の歌の「限りあれば吹かねど花は散るものを心短き春の山風」の一章は誰しも感歎かんたんするが実に幽婉ゆうえん雅麗で、時やたすけず、天われうしな
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
御年紀おんとし十五の若君わかぎみ御戒おんいましめことわりに、一統いつとう感歎かんたんひたひげ、たかしはぶきするものく、さしもの廣室ひろま蕭條せうでうたり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)