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感心
「やあ、きれいだな。
青や
赤やでぬったご
門があって、
龍宮ってこんなきれいなところかなあ。」と、
次郎さんは
感心していました。
『
矢張り
歴史に
名高い
御方だけのことがある。』
私は
心の
中で
独りそう
感心しながら、
誘わるるままに
岩屋の
奥深く
進み
入りました。
今に
最う
一人此処へ
来て
寝るさうぢやが、お
前様と
同国ぢやの、
若狭の
者で
塗物の
旅商人。いや
此の
男なぞは
若いが
感心に
実体な
好い
男。