“旅商人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たびあきんど67.4%
たびあきゅうど20.9%
たびあきうど9.3%
たびあきびと2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——な、なんでえ、てめえはさッき坂本で休んでいた旅商人たびあきんどじゃねえか。侍みてえな声を出しゃあがって、ぎょッとするじゃねえか」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と駒を降りて、慇懃いんぎんに挨拶をし直している様子に、橋守の武士たちは、この旅商人たびあきゅうど、一体何者かしらと、首をかしげ合っていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旅商人たびあきうどけば、蝙蝠傘かうもりがさ張替直はりかへなほしもとほる。洋裝やうさうしたぼつちやんのいて、麥藁帽むぎわらばう山腹さんぷくくさつてのぼると、しろ洋傘パラソル婦人ふじんつゞく。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ねたましくそのこゑを聞く旅商人たびあきびとは行く先々さきざきちぎりをむすぶ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)