“行商人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうしょうにん75.0%
あきないにん8.3%
あきんど8.3%
たびあきんど8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クリストフは子供こどもによく見られる思いやりのない軽率けいそつさで、父や祖父そふ真似まねをして、この小さい行商人ぎょうしょうにんをばかにしていた。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
どこの町でも魚類売さかなうりは行商人あきないにん花形役者はながたで……早乙女あんにゃんが採った早苗なえのように頭の天頂てっぺん手拭てのごいをチョット捲き付けて
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ちょうどこの家からは、諸国へ目薬売りの行商人あきんどが出ておるから、その旅商たびあきないの身支度を一揃い、わしに貸してくれんか。——すぐここから身装みなりを変えて出かけよう
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私はある時、一人の行商人たびあきんどから、こういう話を聞きました。その行商人は、十勝とかちの高原のあるところで、夕方、道にき暮れてしまいました。
(新字新仮名) / 久米正雄(著)