“天頂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てっぺん80.0%
てつぺん6.7%
てんちやう6.7%
てんちょう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝都の辻々に貼り出される号外のビラは、次第に大きさを加え、鮮血せんけつで描いたような○○が、二百万の市民を、ことごとく緊張の天頂てっぺんへ、さらいあげた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
親爺おやぢの云ふ所によると、かれと同時代の少年は、胆力修養のめ、夜半やはん結束けつそくして、たつた一人ひとり、御しろきた一里にあるつるぎみね天頂てつぺんのぼつて、其所そこの辻堂で夜明よあかしをして
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
折ふしは天頂てんちやう高くうちあふぎ
泣けよ恋人 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
いまはすっかり青ぞらにかわったその天頂てんちょうから四方の青白い天末てんまつまでいちめんはられたインドラのスペクトルせいの網、その繊維せんい蜘蛛くものより細く、その組織そしき菌糸きんしより緻密ちみつ
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)