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鮮血
ふりがな文庫
“鮮血”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なまち
39.5%
せんけつ
31.6%
からくれない
10.5%
あけ
5.3%
からくれなゐ
5.3%
のり
5.3%
ちしお
2.6%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なまち
(逆引き)
最所治部の龍の口城へ、ある日一人の若侍が、父だと云う老人を連れて、さも
周章
(
あわただ
)
しく駈け込んで来た。手足から
鮮血
(
なまち
)
を流している。
郷介法師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
鮮血(なまち)の例文をもっと
(15作品)
見る
せんけつ
(逆引き)
石垣
(
いしがき
)
のあたりには、敵味方の死者がころがった。鼻をつく
鮮血
(
せんけつ
)
のにおい、いたでに苦しむもののうめきは夜空に風のようにひびいた。
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
鮮血(せんけつ)の例文をもっと
(12作品)
見る
からくれない
(逆引き)
トもんどりを打って手足を一つに縮めた処は、滝を分けて、すとんと別の国へ出た
趣
(
おもむき
)
がある、……そして、
透通
(
すきとお
)
る胸の、暖かな、
鮮血
(
からくれない
)
の美しさ。
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鮮血(からくれない)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
あけ
(逆引き)
きゃっと
消魂
(
たまぎ
)
る叫びとともに宙に飛んだ二つの
首級
(
くび
)
がもんどり打って地面へころげ落ちると、さらさらという音がして、折れた麦穂を
鮮血
(
あけ
)
に染めた。と、
真紅
(
まっか
)
になった鎌が高く
投
(
ほう
)
りだされた。
麦畑
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
鮮血(あけ)の例文をもっと
(2作品)
見る
からくれなゐ
(逆引き)
トもんどりを
打
(
う
)
つて
手足
(
てあし
)
を
一
(
ひと
)
つに
縮
(
ちゞ
)
めた
處
(
ところ
)
は、
瀧
(
たき
)
を
分
(
わ
)
けて、すとんと
別
(
べつ
)
の
國
(
くに
)
へ
出
(
で
)
た
趣
(
おもむき
)
がある、……そして、
透通
(
すきとほ
)
る
胸
(
むね
)
の、
暖
(
あたゝ
)
かな、
鮮血
(
からくれなゐ
)
の
美
(
うつく
)
しさ。
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
鮮血(からくれなゐ)の例文をもっと
(2作品)
見る
のり
(逆引き)
懐中から
小菊
(
こきく
)
を取出して
鮮血
(
のり
)
を拭い、鞘に納め、
折
(
おり
)
や提灯を投げて、エーイと
鞍馬
(
くらま
)
の
謡
(
うた
)
いをうたいながら
悠々
(
ゆう/\
)
と割下水へ帰った。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鮮血(のり)の例文をもっと
(2作品)
見る
ちしお
(逆引き)
元より強弱敵しがたく、無残や肉裂け皮破れて、悲鳴の
中
(
うち
)
に息
絶
(
たえ
)
たる。その
死骸
(
なきがら
)
を
嘴
(
くち
)
に
咬
(
くわ
)
へ、あと白雪を
蹴立
(
けたて
)
つつ、虎は
洞
(
ほら
)
へと帰り行く。あとには流るる
鮮血
(
ちしお
)
のみ、雪に紅梅の花を散らせり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
鮮血(ちしお)の例文をもっと
(1作品)
見る
“鮮血”の意味
《名詞》
鮮 血(せんけつ)
体から出たばかりの真っ赤な血。
(出典:Wiktionary)
鮮
常用漢字
中学
部首:⿂
17画
血
常用漢字
小3
部首:⾎
6画
“鮮血”で始まる語句
鮮血淋漓
検索の候補
鮮血淋漓
“鮮血”のふりがなが多い著者
押川春浪
泉鏡花
泉鏡太郎
三遊亭円朝
海野十三
モーリス・ルヴェル
岡本綺堂
国枝史郎