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からくれない
ふりがな文庫
“からくれない”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
唐紅
52.2%
鮮血
17.4%
韓紅
17.4%
鮮紅
13.0%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐紅
(逆引き)
未来を覗く
椿
(
つばき
)
の
管
(
くだ
)
が、同時に揺れて、
唐紅
(
からくれない
)
の
一片
(
ひとひら
)
がロゼッチの詩集の上に音なしく落ちて来る。
完
(
まった
)
き未来は、はや
崩
(
くず
)
れかけた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
からくれない(唐紅)の例文をもっと
(12作品)
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鮮血
(逆引き)
「あ、」と離すと、爪を
袖口
(
そでぐち
)
に
縋
(
すが
)
りながら、
胸毛
(
むなげ
)
を
倒
(
さかさ
)
に
仰向
(
あおむ
)
きかゝつた、鸚鵡の翼に、
垂々
(
たらたら
)
と
鮮血
(
からくれない
)
。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
からくれない(鮮血)の例文をもっと
(4作品)
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韓紅
(逆引き)
鍵屋の
一群
(
ひとむれ
)
はこれを見て棄て置かれず、島野に義作がついて
店前
(
みせさき
)
へ出向いて、と見ると、多磨太は半面べとり血になって、頬から
咽喉
(
のど
)
へかけ、例の
白薩摩
(
しろさつま
)
の襟を染めて
韓紅
(
からくれない
)
。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
からくれない(韓紅)の例文をもっと
(4作品)
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▼ すべて表示
鮮紅
(逆引き)
羽二重の
紅
(
くれない
)
なるに、緋で渦巻を絞ったお千世のその長襦袢の
絞
(
しぼり
)
が濃いので、乳の下、
鳩尾
(
みずおち
)
、窪みに陰の
映
(
さ
)
すあたり、
鮮紅
(
からくれない
)
に血汐が染むように見えた——俎に出刃を控えて
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
からくれない(鮮紅)の例文をもっと
(3作品)
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