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鮮紅
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からくれない
ふりがな文庫
“
鮮紅
(
からくれない
)” の例文
のみならず、会心の男が出来て、これはと思うその胸へ、グザと
刃
(
やいば
)
を描いて刺す時、膚を当てると、
鮮紅
(
からくれない
)
の露を絞って、
生血
(
いきち
)
の
雫
(
しずく
)
が
滴点
(
したた
)
ると言います。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
羽二重の
紅
(
くれない
)
なるに、緋で渦巻を絞ったお千世のその長襦袢の
絞
(
しぼり
)
が濃いので、乳の下、
鳩尾
(
みずおち
)
、窪みに陰の
映
(
さ
)
すあたり、
鮮紅
(
からくれない
)
に血汐が染むように見えた——俎に出刃を控えて
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
俎板をポンと渡すと、目の下一尺の
鮮紅
(
からくれない
)
、
反
(
そり
)
を打って
飜然
(
ひらり
)
と乗る。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鮮
常用漢字
中学
部首:⿂
17画
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
“鮮紅”で始まる語句
鮮紅色
鮮紅燦々