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垂々
ふりがな文庫
“垂々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たらたら
62.1%
たら/\
17.2%
だらだら
6.9%
なんなん
6.9%
だらり
3.4%
ぽたぽた
3.4%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たらたら
(逆引き)
ああ、
垂々
(
たらたら
)
と血が出た。それをどうにもし得ないんだ。じゃ、天王寺の境内で、猿曳を拾上げたって何の功にもなりゃしない。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
垂々(たらたら)の例文をもっと
(18作品)
見る
たら/\
(逆引き)
余
(
あま
)
りの
労働
(
はたらき
)
、
羽
(
はね
)
の
間
(
あひだ
)
に
垂々
(
たら/\
)
と、
汗
(
あせ
)
か、
潵
(
しぶき
)
か、
羽先
(
はさき
)
を
伝
(
つた
)
つて、
水
(
みづ
)
へぽた/\と
落
(
お
)
ちるのが、
血
(
ち
)
の
如
(
ごと
)
く
色
(
いろ
)
づいて
真赤
(
まつか
)
に
溢
(
あふ
)
れる。……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
垂々(たら/\)の例文をもっと
(5作品)
見る
だらだら
(逆引き)
寂しい、美しい女が、花の雲から下りたように、すっと
翳
(
かげ
)
って、おなじ堀を
垂々
(
だらだら
)
下
(
お
)
りに、町へ続く長い坂を、胸を
柔
(
やわらか
)
に袖を合せ、肩を
細
(
ほっそ
)
りと
裙
(
すそ
)
を浮かせて、宙に
漾
(
ただよ
)
うばかり。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
垂々(だらだら)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
なんなん
(逆引き)
○今朝麻布
狸穴
(
まみあな
)
にて、
疾病
(
しっぺい
)
、飢餓、
交々
(
こもごも
)
起り、往来に卒倒して死に
垂々
(
なんなん
)
とせる屑屋あり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
垂々(なんなん)の例文をもっと
(2作品)
見る
だらり
(逆引き)
垂々
(
だらり
)
と見せた立膝で、長火鉢の前にさしむかいになった形を、世に有るものとも思わなかった、地獄の絵かと
視
(
なが
)
めながら、涙の
暗闇
(
やみ
)
のみだれ髪、はらはらとかかる白い手の、
掴
(
つか
)
んだ
拳
(
こぶし
)
に
俯伏
(
うつぶ
)
せに
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
垂々(だらり)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぽたぽた
(逆引き)
と俊吉の
瞶
(
みは
)
る目に、胸を開くと、
手巾
(
ハンケチ
)
を当てた。見ると、顔の色が
真蒼
(
まっさお
)
になるとともに、
垂々
(
ぽたぽた
)
と血に染まるのが、
溢
(
あふ
)
れて、わななく指を
洩
(
も
)
れる。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
垂々(ぽたぽた)の例文をもっと
(1作品)
見る
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
々
3画
“垂々”で始まる語句
垂々下
“垂々”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎
小栗虫太郎